はたはた日記

寝静まる浜

１９時半到着。番屋前の路上には漁師さんの車はあるが、電灯を消して寝入っている。港を守る堤防にカモメは一匹もいなかった。
多分、夕方網を起こしただろうがまだハタハタは来ていない。どこかの船に一匹でも引っかかるようなら、岸壁のそれぞれの作業場前にスチロール箱が積まれるが、それも無い。
漁師さんはとにかく寝る。わたしもそうだが、過労気味で立ってられないとき、１時間でも寝ると体が復活する。
彼らの作業は過酷だ。漁があれば、夜通しの作業になる。大体夜８～９時にハタハタは接岸してくる。それらを採ってから、選別箱詰めに入る。その作業は吹き曝しのコンクリートの上、せいぜい風除けのブルーシート１枚。作業が終わるまで続けられるので、朝３時とかは普通。体力を奪う過酷な作業だ。
消耗の回復には、とにかく寝ることに尽きる。
ん～～今夜は駄目だな。
２日６メートルの大しけ。その後が本番入りかな？

番屋へ行って来ます

１９時、居ても立っても居られないので番屋へ行きます。２１時には様子を書けるかな？カモメは岸壁にいるかな？
暖かいんだな～ジャンパー要らない、本当じゃないね。

あとは上がるのを待つだけ

お昼で今年の寿し漬け込みを終え、余分なものは冷凍庫会社に預けた。手元にあるのは直近納品のフライ類だけ。漁が始まるまでの準備はきつかった。
「男鹿の会」を終え直ぐに取り掛かったが、はかどらない。知り合いの方々からお手伝いいただきながら、どうやらこぎつけた。
一ヵ月間、毎朝５時～１７時とか２１時の日々で休み無し。これで準備完了と安堵したら疲れが出た。仕入先の駐車場で３０分仮眠。途中も大変で自宅に直行布団を敷いて寝た。
少しゆとりの気分で日記を書いています。「ご注文ありがとう」のメールは、明日早朝に流しますので届いてない方は少々お待ちください。ただし、漁が今夜ある場合はお昼過ぎると思います。

「ハタハタ今年は来ないのでは・・」毎年のことですが、心が苛まれます。ハタハタが来なければお客様の落胆を誘うし、給食原料にも大きな影響です。
番屋で「来ないのでは・・」は禁句。もしこぼしたら「いらないことを言うんじゃない」と怒声。敵の砲弾が飛んできて初めて反撃できる今の自衛隊のようで、いつ飛んでくるか分からないジレンマを抱え、海に神経を張ってる漁師さんに「来るだろうか？」は酷。
準備ができて後は待つだけってのは時間が長い。酒でも飲んでは禁物、あれば走るからです。飲めないのも辛い。でも息子がいるから神経緩ます程度やります。

「メス３K」「子持ちハタハタ三五八漬け」の予約を打ち切りました。
「オス・メス混み３K」と「オス４K」は３日まで予約受付いたします。
漁が始まって在庫に余裕ある場合は「混み」「オス」は店頭表示し、ご注文を受け付けいたします。

今年は水揚げ枠を厳正に守る方針が打ち出されました。各船に割り当てがあり、箱数が到達した時点で漁が打ち切られます。
そのため先行きが見えず、ご迷惑をおかけする訳にはいきません。

今年の目安価格は
メスオス混み　３K　３０００円（メス１０匹・オス２０匹くらい）
オス　４K　２４００円
これ以上高くはありませんのでご予約ください。浜値が安ければ下記のように納品価格が変動します。
昨年の値動き　混み　３２００～２８００円
　　　　　　　オス　２５００～２０００円　
去年は結局「メス」の店頭価格を表示できませんでしたので、今年は出しません。

朝５時。リアルタイムでアクセスを確認できます。現在２名が当ホームページを覗いています。早～～。
最近黒海北部のロシアからも見えられてますね。あ～～聞こえますか～～秋田出身ですか～～。それとも仙台小倉さんの奥様の実家ですか～。

ある会話

これは想像図です。
（経験論者）この暖かさだったら来ないね
（弁証法信奉者）腹の産道口もふくらみ、卵も熟成している
（経）だったらどうして来ないんだ
（弁）海水の表面温度１３度以下が、接岸の要件なんです
（経）そりゃそうだろ、暖かいから
（弁）あなた水温測られたんですか？
（経）そんなもの、見れば分かる
（弁）見れば分かるっておっしゃられても
（経）何年海のそばにいると思うんだ　寝言言うな
科学は人間の生活を豊かにしたが、動物的嗅覚を失わせもした。ヤフーの波予測は優れもので科学の恩恵を享受してますが・・？

伝言板②

え～とですね、今年ご注文なされた方は来年から郵便振替用紙のお支払いをお願いしたいと真剣に考えています。
大手はシステムがしっかりしてるからで、ソフトが立派、価格が決まっているから、発送の際自動的に代引き価格などのご案内ができるんですよね？
うちは全部手作業なんですよ～( ﾉД`)ｼｸｼｸ...。
変動あるハタハタの価格を納品書にし、その内訳をメールに書き込み、ヤマトの伝票番号を書いてメール。これが手作業ではかどらない。
今までもそうでしたが、新規のお客様が多いのです。代引きはやむを得ないのですが、いったんお取引のあった方は郵便振替でお願いしようと考えてますが？

伝言板

例えばメス２個の場合、「大きな箱１個にしてね。」などの要望があります。
基本的には、スチロール２個を段ボールに入れ送ります。
大きなスチロールに２個分まとめて入れると下のハタハタがつぶされて可哀想だからです。
ご了解ください。
潰される他に、そこだけ荷造りパターンが変わると効率が落ちるからです。
ご了解ください。

それから励ましで電話をかけてくる同級生のみなさん。え～とですね、みなさんが思うほど余裕ありません。切れる感じで仕事してますので、頼むから電話よこさないでください。ハタハタが終われば嫌と言うだけ付き合います。

お昼番屋へ。みなさんストーブをガンガン焚いて寛いでいた。大きな・・大人２人は楽に入るタンクがありゴミ箱替わりで満杯。番屋には女性が足を踏み入れてはならない不文律がある。タブーを大事にする浜の男たち。数十年前からゴミ箱の様子は変わらない。
大きいとゴミを投げても的を外すことはない、漁師さんの知恵。女人禁制が生み出した男だけの世界・・ん～いい！

時化で流されないよう網を上げたが、この程度だったら大丈夫の判断でしょう、きょう再度入れた。しかし番屋の窓から見る海は津波のような高い波が飛沫を飛ばしながら岸に寄せている。こんなんでも、魚がいれば彼らは出る。

明日寿しを漬けると弊社も準備完了。さ～かかってきなさい。

暖かい朝が、５時半を境に雷とともに雪も降り冬の様相。冷えてきた。
きょうも荒れるので、明日お昼再度網入れとなる。夜あるだろうか？

読者の皆様へ
漁があっても直ぐにお手元へ届きません。予約の順番で発送いたします。かなりの数があり、全部こなすには５日ほどかかると思います。また直ぐに時化が押して来ますので、さらに伸びる可能性があります。ご了承ください。

初漁予測について

昭和１８～３０年生まれで学生時代席捲したのが「弁証法的唯物論」「観念的唯心論」、懐かしいでしょう！！それに付け加え「経験的楽観論」で予測について少々・・。
「弁証法的」つまり科学的にハタハタの熟成具合を調べ、産卵つまり接岸初漁を占う。
「観念的」つまりおみくじを引いて占う。
「経験的」肌に感じる寒さとか、五体で神羅万象にレーダーを張り占う。
２３日初漁説は「弁証法」でしたが、残念ながらの結果。ただし、海水温が下がらなければその限りにあらずと、付帯事項がついてました。ま～いいでしょう。
「観念的」つまり、神の思し召しですべて解決する手法。例えば神の涙が地球に落ちて日本列島になり、痰を切ったら中国になった。など、まったく根拠はないが、さもありなんと思わせる。

北浦を真上から望む男鹿三山の中腹に「真山神社」がある。毎年恒例の初漁占いは３日（４だったかな？）と出た。
「経験的」つまり僕らは今日明日の時化後３０日夜としたが、「観念的」が勝つのでは・・・。
強い風が吹いている。ところが、底冷えする荒れようでは無い。暖かいんですよ～～。

個人的希望は「観念的」３日を支持したい。まだ仕事が溜まっているから・・。もう４～５日あとだと助かるんですが・寿しも漬け終わるし・・。真山神社頑張れ～～！拝んでくれ～～！！

きょうの日記は３分で書けました。

伝言板

ご注文ありがとうの返信すると、見つかりませんとメールサーバーから連絡が入ることがあります。
お申込みにメールアドレスを記入する場合、正確にご記入ください。
その場合当方から電話入れますのでご了承ください。

アクセス数

連日５００件以上のアクセスがあります。漁が始まるとさらに右肩上がりになることでしょう。安普請のホームページに良くおいでいただいたと恐縮しています。

朝メールを開けるのが恐怖です。息子が一日がかりで整理しないとおっつきません。わたしは６５才、これらを整頓できる頭じゃありません。それとひっきり無しの電話。とてもありがたいです。

この整頓が大事で、漁が始まると店頭に多くのお客様が立ち戦場のようになります。販売するスタッフと発送する者と分かれます。それらが入り組んで戦場のようです。
間もなくメスの予約は締め切ります。その後も在庫があれば、本日の店頭価格を発表しますが・・多分無理でしょう。混みとオスはどうにかなるかな？ただし、オス５Kにメス２Kなどの特殊な荷造りは不可能になります。機械的に同じ荷造りでないと間違いの元。ご理解ください。

段々動悸が強くなってきました。

宣伝は・・ご注文メールに限る

はじめまして。秋田市在中、野崎と申します。実家が千葉県にありまして、父親が元魚屋をやっておりました。（私自身は、全く違う仕事をしております 汗） 私が仕事で秋田にいるもので、"旨いハタハタ"が食べたいとオーダーを受けました（^^;）インターネットで色々さがしているうちに貴社のホームページにたどりついた次第です。 色々なホームページを拝見しましたが、貴社のものが一番魅力的に思いましたので、今回お願いさせて頂いた次第です。

私の返信　　あ～～野崎さんわざわざスイマセン。かえって恐縮いたしますよ。先ほどまで、寿しの仕込みをしてたものですから・・見たら野崎さん。 え～～とですね、私の父は建具屋で長男の私が魚屋。不肖の息子ですね。アハハ・・おしゃべりしすぎて申訳ありません。それでは・・笹渕

え～とですね、自社の宣伝は受注メールに限ります。例えば「貴社のものが一番魅力的に思いました」などと、恥ずかしくて言えるわけがありません。それで野崎さんですが、実にお目が高い。立派な方と拝察いたします。

今は時効

解禁が明けた頃は、よく番屋で飲んだものだ。

この窓際に袋を下げビールを入れる。外は氷点下でギリギリ冷える。ストーブをガンガン焚くから、格別美味しかった。飲まない訳がない。２～３本はやったね。これは時効。（窓際の親方は下着だけです）
解禁明けの頃はハタハタが少なく高価だった。浜には一般の方も買いに来てたが、値段のことで漁師さんと交渉が長い。こちらはそんなテンポじゃありません。そこの全部って買い方ですからそちらの交渉が長いと「素人の来る所じゃね～！」と丁寧にお話したものです。これも時効。今は紳士ってあなたのことですねと褒められる。
店が狭いので歩道いっぱいに箱を並べ高積みする。パトカーも何も言わずニコニコしながら通りすぎる。地域繁栄のためだから、これは継続中。
箱単位の販売が我が社の方針。「これ一キロください」「安いんだから箱で買ってよ」「多いから・・」「適当にその笊に入れて・・」「私がやるんですか？」「この騒ぎなんだから・・」これも時効。今はお客様第一の紳士です。
若い頃ってすごかったな～と思う・・少し恥ずかしい感情を持ちながら・・大体寝ないんだから・・きつかったな～・・きついのは継続中。

明日の日程

早朝秋田へ向かいパン粉を仕入れ戻る。注文忘れでこんな無駄な時間を過ごさなければならない。今の時期こんなことが多く、泣きたくなる。
その後大館から横手へ営業方々配達する。ハタハタ漁が始まればすべてヤマト運輸。産地直送では沢山使うが、運賃安くならない。どうしてこんなに硬くなったのか？以前は大きな荷物でも全部６０サイズの太っ腹。事件後真面目になって融通が利かない困ったものだ。
注文忘れのとばっちりでヤマトさん大迷惑ですな～。
私が留守の間もスタッフは忙しい。私が一番暇なので、配達するのが良いでしょう。そんなこと言ってられない日が迫ってくる・・。

駆け込み作業

とても暖かい朝ストーブが要らない。助かるけど、漁が始まったらグイと下がって欲しい。寒いければ鮮度保持に気をつかわなくてOK。
多分早くて１２月１日とすれば、とても助かる。
寿しの漬け込みが終わっていない。ことしは沖合漁が前半時化続きで予定数に届かなかった。寿しは不足気味で、年内は売り切れになりそうだ。
学校給食の在庫が殆どないので、２８～３０の３日間はとても貴重だ。
という訳で、きょうも作業は夜まで続く。
肝心なのは、ご注文メールやDMの整理。ひとりでやったものは、その人が気づかないことが多々ある。息子が一所懸命作った伝票に間違いがないか、夕方からチェッくする。本日の終了は９時か？

僕たちの初漁予測

早くても３０日夜。もしかしたらそれより数日後。流通するのは１２月からと予測しました。
長年漁に携わった経験者数人とじっくり検討。
①沖合のハタハタが戸賀沖水深２５０メートルにとどまり、そのため沖合漁が好調だ。２５０メートルは深すぎて、表層の水温が高いことを示す。そのため、接岸の環境ができていない。
②２８～２９日は大しけで海がかき回されて海水温が下がるだろう。時化で網が流されないよう、網はいったん上げるとのこと。３０日に再度網を入れるしかないので、その夜の可能性が高い。
③戸賀で水深の浅い場所で沖合漁が行われた場合、北浦まで１週間かかる。今、もし浅い場所なら２日が初漁。　以上

１７時番屋の２階へ上がる。ポットストーブをうなりを上げて焚いていた。実は「きりたんぽ」「きのこ」「なんかの肉」「うどん」「ネギ」を煮るためだ。
階段を駆け上がりドアを開けたら暑さで立ちくらみしそうだったが、私を見て破顔一笑「笹渕食べれ、うめど～」といきなり進められる。ジャンパーやセーターを脱ぎポロシャツになる。
「ビールやるか？」
「まさか～～」
「泊まっていけばいいだろう」と大歓迎。
その後初漁予測へと話題は移った。という訳で、読者の皆様に報告します。

え～～とですね、「なんかの肉」ですが、番屋への差し入れは「馬」「鹿」「熊」「豚」「牛」など肉やさん顔負けです。今回は「豚」だな・・多分。

行方不明の畑澤さん

日記を見て、電話番号送られてきました。ご注文いただきましたよ。ありがとうございます。

ご注文メール

ご注文メールいただきましたの返信が多く滞っています。明日早朝には「ありがとう」の返信できると思いますので、もう少々お待ちください。
なお、夜に漁があれば、明日お昼の返信かな～？
今夜５時番屋へ行きますが、多分無いと思います。水温下がってないし、時化が来ないのに・・。

アクセス数

車道に止めた運転席の窓が下がり満面の笑み、北秋田市の安部さんでした。２３日初漁予測がでたこともあり、こちらへ用事のついでに立ち寄ってくれた。
え～とですね、お客様だから「お立ち寄りいただいた」と書くべきだが、どうもぼけてしまう。ですから、配慮なしで書きますので・・。
「首都圏男鹿の会」当初の会場が「法曹会館」と書いたら、「懐かしいです。夜８時までの営業でしたが、良く飲みにいきましたよ！」彼は会館向かいの桜田門警視庁に勤務してました。ムードからして、オイラみたいなのを取り締まる役目じゃないと思う。なんとなれば、学者然としてるから。ま～私にはお似合いのお客様と言えるだろう。
「かなりお疲れのようで・・」と、こちらがお客様のように接してくれる。
「なもだすよ」（いえいえそんなことはありません）
「バッタリ逝かないようにご注意ください。」
「その時はその時ですよ～」とお互い笑ってエールの交換。
漁が始まれば、親戚一同男鹿入りするとのこと。本当に男鹿ファンと感謝感謝。

今夕北浦ハタハタ番屋に行きます。あっても無くても漁をするスタッフと顔合わせですね。

戦争前

きのう夕方１８時、親方から「網へだよ～」（網いれた）と連絡があった。
「仲間もみんな集まったの？」
「なもえさけった」（なんにも、家に帰った）
それでハタハタの気配がまったく無いときのう書いた。
２０時１５分、携帯が鳴ったと家内が風呂に持ってきた。親方からの着信！！慌てて湯船から飛び出した。
「魚あったの！」声も大きくなる。
「ん～～なもねよ」（なにもありません）と、かなり酔っていた。
番屋の２階１８畳、スタッフが寝泊まり炊事食事を共にするところだ。部屋の中央に大きな灯油ストーブが置いてある。一日中焚きっぱなしでハワイのようだ。
きのう、親方は番屋でひとりお留守番。ストーブの暑さに目覚め、急に寂しくて電話をよこしたのでしょう。よしよし今夜行くからね。

年末ご希望でしたので、でき次第でお願いしましたら、下記メール・・。

笹渕様　この度は大変お世話になります。納品の件、了解いたしました。「出来次第」でよろしくお願い申し上げます。今年ははたはたの接岸が早いのですね。
1987年から13年間を秋田で過ごしておりました。中学生の時に転居して秋田に住んでいたのですが、初めて食べたときのハタハタの味が忘れられません！その頃はハタハタが不良で禁漁になったりと、それはそれは高価なお魚だった記憶があります。
2000年から福岡に転居してからも、ニュースでハタハタ漁の話が出たるすると、あの味を思い出してしまいます。塩焼き、味噌汁、しょっつる鍋など、何にしてもおいしいですよね。今年こそは是非ともハタハタを食べながら家族で秋田の日本酒でも呑みたいなあと思っておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。寒い日が続いているようですのでご自愛ください。福岡県福岡市　中村　拝

転居してハタハタを知られたんですね、嬉しいです。私が美味しいよ～と言うより説得力がありますね。
禁漁開けの頃ですが、沖合の大ハタハタがK４０００円で競り落とされたことがあります。３Kで１２０００円ですが、卸売市場から鮮魚店にいけば末端１６０００円でしょう。市場の人が「お手頃でしょう」。

今１８時。先ほど親方から網を入れたと連絡ありました。
「明日でも遊びにおいで・・」だから、今夜は無し。海中に気配がまったく無かったのだろう。

伝言板　畑澤さんへ

畑澤さんからのお尋ねメールをいただきました。返信したら、みつかりませんとメールサーバー。こちらでは受け取ることができますので、電話番号を書いて再度送信ください。こちらから連絡入れますよ～～。

初漁予測

固唾を飲んでいたが、なんにも無し。安堵してます。１１月末かな？
１２月は学校給食もハタハタが多い。秋田の特徴でしょうが、注文が殺到し製造に追われています。寿しもまだ半分だし、水揚げの本格は１２月に入ってからが希望。

秋田県や県漁協でつくるハタハタ資源対策協議会（遠藤実座長）は２２日、秋田市のホテル大和で本年度の第２回会合を開いた。今季の沖合底引き網漁の豊漁を受け、漁協関係者はハタハタの資源量が、県水産振興センターの推計を大きく上回る可能性を指摘し、漁獲枠を超えた後も特例的に漁業者が漁を継続できるよう求めた。資源保護への悪影響を懸念するセンターは否定的な見方を示した。近日中に再び会合を開いて対応を協議する。
協議会が先月決めた２０１６年漁期（９月～１７年６月）の漁獲枠は昨季と同じ８００トン（沿岸漁４８０トン、沖合漁３２０トン）で、過去１８年では最低水準。一方、県漁協によると、今月２０日現在の沖合底引き網漁の漁獲実績は２３３トンと過去５年で最も多く、既に漁獲枠の７割に達した。
この日の会合では、底引き網漁師が「網が破れるほど大漁で、サイズも大きい」と現状を報告。漁獲枠に達し、最盛期を前に漁をやめざるを得ない漁師も出ているとした。

北浦港２５日網入れ

４時フロントガラスに雪がへばりついていた。寒いと、そのへんにほっぽといても鮮度は良いので気が楽だ。

北浦は２５日正午網入れとなる。船川地区で水揚げがあっても、秋田県全体の胃袋を満たすことはできないので高値。
そのため、弊社では北浦にまとまった漁があり次第販売を始めます。

初漁予報でる！

秋田県水産振興センター（男鹿市）はハタハタの２０１６年漁期（９月～１７年６月）の季節漁の初漁日を、２３日ごろと予測した。雌の卵巣の成熟が例年より早く進んだことから、平年に比べ６日ほど早まると見込んだ。予測を開始した１９８３年以降では、最も早い初漁予想日となった。初漁日は雌の卵巣重量や海水温、気象予報を基にセンターが予測する。今年は卵巣の成熟が例年より１週間程度早く進んだため、初漁予想日を２３日の前後３日間（２０～２６日）と決めた。海がしけずに穏やかであれば沿岸の海水温が下がらず、接岸が予想より遅れる可能性がある。

大変だ！！ ①気温が高いとハタハタの鮮度が落ちやすい ②発送伝票の準備ができていない。 ③作業場が「寿し用」仕様になってるし途中なので、困る。 ④今始まるのは、イメージギャップが有りすぎる。 今６時地震警報がメールに入った。県南部沿岸は震度４。ここ男鹿はなにも無し。地盤がつながってないようだ。

それぞれのハタハタ

こんにちわ。はじめまして。 10月に予約を入れさせて頂いた尼崎の佐藤です。早速のご丁寧なお返事に嬉しく、すぐにでも連絡さしあげようと思いながら今日まで放ったらかしで申し訳ありませんでした。 実を言いますと、私は北秋田市の鷹巣出身で大学が関西だったので、以来こちらで過ごしはや45年。年に何度か帰郷する程度だったのですが、高齢で一人暮らしの母親を三年ほど前にこちらに連れて来て以来なかなか鷹巣まで帰れませんでした。 この10月にヤボ用で帰郷した際、久しぶりでハタハタを食べようとしたら、時期尚早で有りません。無いとなったら無性に食べたくなり、笹淵さんのホームページを見つけ申し込みをさせて頂いた次第です。 一昨年にもネットで注文したことがあったのですが、時期が遅過ぎたのと不漁でダメでした。 今年こそは、と期待をしております。今からブリコ入りのハタハタの食感が思い起こされ、楽しみです。また、来年以降もお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 長々と書いてしまいましたが、時節柄お身体ご自愛下さいますよう。早々

え～とですね、ご注文メールにそれぞれの思いを綴られる方が多いです。猛烈に動いているときに感傷はありませんが、余裕のある時はそれぞれのお話を読まさせていただき、うなずくことが殆どです。 佐藤さん母親を引き取ってお世話なされておられる。ふるさとを離れた母にハタハタ・・ん～～、参るよね。 おいら絶対良いハタハタ送ります。そんな思いでご注文されたんだもの、応えなきゃ男じゃない！

秋田市の福田さ～～ん！！

FAX届きましたのでご心配無く。日記を見てるそうで、こちらで返信、沢山ご注文ありがとうございます。

寿し用ハタハタで身動き取れず、一所懸命切り込んでいたら、１２月発送用のスチロール箱が来た。ご覧のとおりで、ハタハタ作業は一時中断。
今休憩中で書いてます。切るのが山ほどあって頭が痛い胃が痛い。

日記を書く暇があったら・・

返信メールしたらどうですか？と言われそうですが、かなり朦朧としてるので日記を書きます。文章が多少変でも、わたしの能力ですからと逃げられますが、ご注文のミスはご法度。ですから日記ですね。
きょうは製造責任者の息子もパソコンに張り付いているが、未整頓がたくさんあります。
そもそも、船川所属の沖合船が枠いっぱいで間もなく切り上げの確度の高い情報がありました。寿しの原料がかなり不足してたので、金浦からも仕入れることにした。準備してから発注しようと考えてたら「もう用意したよ～～２０ケース」。
軽トラックでは一回で運びきれない。向かう途中レンタカー会社を見て、トラックがあればそれで走るつもりだが、在庫無し。覚悟を決めて軽トラで向かった。着いたら３０ケースで唖然。え～～いと、高積みで走る。横殴りの雨が頭を濡らすが、水産界の男は雨に強い。
頭から水滴が落ちてくる。だが、それで良かった。きのう洗髪するも生乾きで寝たら、今朝は鉄腕アトム。雨に濡れて落ち着いた。
往復４時間の仕入れは辛かった。
冷蔵庫は満杯で・・明日どうやって片付けるか眠れそうもありません。

あっそういえば、金浦に行く途中、船川地区入口羽立の漁師さんがハタハタ網を入れていた。なにも無かったようで、連絡はない。

ご注文確認しましたの・・

ご注文いただいた方へ、いただきましたの返信メールできない状態です。かなり多くて順序に返信いたしますので、明日の朝までお待ちください。

金浦へ

現在沖合の漁は船川漁港所属の船が枠に迫り、寿し用のハタハタの調達が難しい形勢。今６時、これから県南部金浦まで行きます。なお、その船も男鹿沖合まで来て操業するので、原材料は男鹿と表示しても差し支えない。ま～秋田県産が妥当か。

昼寝

無限のスタミナを誇る私でも弱点がある。特に疲れているときはご飯を食べると体が動かなくなる。きのう２１時仕事終了で今朝５時。こんな日々が続いています。
ラーメンと餃子をとったらもう駄目で１３時布団に入る。１４時３０分着信音があり、「寿し年末だめかな？」「ハタハタは駄目だけど寿しはOK」。ダイレクトメールを見て慌ててダイヤルを握ったとのこと。
男鹿温泉まで配達がてら、浜へ寄った。１５時半、日暮れてきたので作業を終えたみたいだ。船からポンプでくみ上げたハタハタを上げる台ができていた。あとはコンパネを貼るだけ。
小屋に猫が近寄っていく。もう一匹が寄り添い、入口を見ている。親方がいるんだな！
「どさ？」（どこへいってきたの？）
「ゆさ」（温泉）
随分ご注文が入ったので、きょうも遅くなりそうです。
メール確認しましたの返信まで手が回りそうもありません。心配しないでください、明日朝には届きます・・届くと思います。

きのう夜漁師さんが、「枠近くまで水揚げした船は、次から４００箱の制限がかかりました」と告げに来た。各船の割り当てを厳密にやるそうだ。きょねんは１２月３日まで沖合は操業したが、このままでは２５日頃に終漁か？この流れでいくと、沿岸は昨年１５日が今年は１０日ころで終わりか？
けさBCCで登録なってるお客様に「ご予約はお早めに」とご案内したとたん、沢山の申し込みがあり、本当に対応できるか不安になってきた。締め切りを早めた方が良いかな？？

寿し用ハタハタの頭切りを任せ、午後からご注文の整理に入ります。あ～胃が痛いので、三共胃腸薬錠剤をバリバリ嚙んでます。

BCCが分からない

メスの予約を今月末までと書いたので、多くのお客様に連絡しようとBCCでやろうとしたができません。ま～息子に頼むしかないですね。

各所の船着き場で漁師さんの動きが多くなりました。下手したら１０日くらいで漁が本格になるかもしれません。わたしもボヤっとしてないで注文書の整理をしてるがおっつかない。これが済めばハタハタと格闘するだけだ。ことしもまた、伝票整理と荷造りを平行しなければならない。
漁が始まると、店先も忙しいので怒号が飛び交うことになる。パソコンに向かって集中しなければならないのに、悲鳴に似た大声が頭上を飛び交う。ま～わたしの声が一番大きい。間違っても叱りません。スタッフがギリギリやって間違うのはやむを得ない。申訳ないのは、間違いの対象になるお客様だ。言い訳できませんので、これが苦しい。
あ～戦争が始まる。番屋にも泊まらなければならないし・・。
ここを乗り切れば、もう一年過ごせるスタミナの証明ですね。

明日北浦浜に行きます。岸壁にカモメが並び始めると間もなくですね。

ダイレクトメールを１５日発送、即注文が多く入り、発送手続きの準備に追われています。
長年弊社をご愛顧なされたお客様の特徴は、価格に全然こだわらなくて、お任せの方が多い。わたしがビックリしてます。多分鮮度の良さで及第点をいただいていると思います。

資源の不足による厳正な「ハタハタ協議会」の指針を支持せざるを得ません。ハタハタを愛された皆様には大変なご不便をおかけしますがご理解ください。

ご予約ください

１１月３０日で「メス３K」の予約を打ち切ります。
漁が始まっても、「オス・メス混み３K」と「オス４K」だけ店頭価格を表示します。メスのお申込みフォームは閉鎖いたします。

今年は水揚げ枠を厳正に守る方針が打ち出されました。各船に割り当てがあり、箱数が到達した時点で漁が打ち切られます。
そのため先行きが見えず、上記１１月３０日で「メス３K」の予約を打ち切りといたします。

今年の目安価格は
メス　３K　４８００円
メスオス混み　３K　３０００円（メス１０匹・オス２０匹くらい）
オス　４K　２４００円
これ以上高くはありませんのでご予約ください。浜値が安ければ下記のように納品価格が変動します。
昨年の値動き　メス　４８００～３８００円
　　　　　　　混み　３２００～２８００円
　　　　　　　オス　２５００～２０００円　

疲れて日記書けません、家に帰ります。みなさんお休みなさい（１７時３０分）

いろいろあった１６日

　朝一の作業は血抜きしたハタハタを酢〆。明日漬け込みです。
　左がGAOの駐車場から撮影　残り３点は入道崎近辺

まだ薄暗い穏やかな朝「船出られません」とメール。このくらいの風がなんだ！
きょうの配達経路は「男鹿水族館」「入道崎ドライブイン」「男鹿温泉」。GAOから数年ぶりに西海岸を走った。いや～波の高いことと言ったらありゃしない。それに風も強い。沖に出られるはずがない。心の中で悪態ついたことを詫びる。船川地区は南向きで北は山があり風を遮る温暖な地域。ここに住むと甘くなる。
西海岸は急カーブがあり、その間隙を縫って海が見える。なんて言いますか・・ド～～ンと海が見えるのも良いが、ときたまチラホラ見えるのが想像力を掻き立てる。すこし淫らだな～きょうは・・。

北浦浜は風が吹いて寒い。その中で網の手入れをしていた。
「いつごろ番屋に布団運ぶ？」
「２５日ごろだな～」
「じゃそのころ遊びに行く」と別れ、一路秋田市の漁協へ。
いろいろあった今日のメインは、発泡スチロールの会社の社員だった。内容は厳しいものだった。要点は
①　今年の初漁は早まりそうだ。
②　沖合の漁はすでに枠いっぱいに水揚げしてるそうで、ここ２～３回で終わりそうだ。
③　水揚げ枠を厳密に行う
②③ですが、沖合漁は昨年１２月２日終了なので、ことしは随分早い終漁になりそうだ。つまり、寿しの原料が不足する可能性がある。
昨年枠規制が緩かったので、お仕舞と思ったのに再開すること２回でダラダラした。泣いてお別れしたのに「ただいま～！」と元気よく帰る感じ。だが今年はバシッとやるそうだ。つまり、予約の方だけにしか送れない。「本日の相場」は看板だけになる。
だいたい、今の時期は不確定な情報が飛び交い、疑心暗鬼になりがちで、結局なんともないパターンが多かったが、今年は心配したとおりになりそうだ。
今日記を書いてる横に、テニス部の先輩、越後さんが控えています。タバコを吸い、コーヒーを飲みながら、日記に変なことを書かないか監視してます。もちろん越後さんの悪口です・・アハハ

寿しのこと忘れてた

ステン水槽の中はハタハタの切身で、間もなく漬けられるのを待ってます。これは１週間前水揚げされた生ハタハタで、血抜きや脂、そして汚れ落としをしてるのです。この段階を丁寧にするのが大事。
以前から生ハタハタで作っていました。１２月の漁が始まって最初のハタハタで仕込んだのですが、どんなに急いでも年末ギリギリ。さらに、生の販売と発送をしなければならずとても大変でした。そこで５年前から１１月に水揚げされる沖合のハタハタを材料にしたのです。
１２月のハタハタはビシッと締まってますが、沖合のは脂があってソフトな出来上がり。
一昨年新しい冷蔵庫を入れたが、温度管理のミスで失敗。情けなかったな～。一年間で冷蔵庫の癖を会得し、去年は会心のでき。多くの方に褒めていただきました。
今年最初の樽上げは１２月初頭で、生と一緒に送ってくださいのお客様用。その次は１２月１０日樽上げ。今年も昨年並みの出来栄えであることを不安とともに期待感大。

　
赤い灯台から右側が一番取れるポイント。２００メートル四方に網を入れなければならない。抽選で船の出る順番が決まり、漁協の職員の旗振りでポイントに向かう。勇壮だが危険でもある。
浜には誰もいなかった。お昼一時雨は降ったが暖かい。それに今は晴れている。ハタハタ網が積まれ、船にハタハタを巻き上げるドラムもまだ設置されてない。来週から準備が始まるのか？
写真を撮り帰ろうとしたら親方の息子さんが私を見つけて近寄ってきた。
「まだ準備始まらないの？」
「間もなく親父が来て、小屋からロープを出すよ」
そこへ親方が軽トラックでやってきた。
「ひさしぶり！」とお互いエールを交わす。
ま～ともかくこれから準備が始まるようだ。立ち話でも顔を合わせたので親方も安心だろう。
「あとでまた来るからね」
「こねても、い」（来なくても良いです）と親方。悪態をつきあいながらも笑っていた。
今月末から番屋に行きます。しばらくの間は夜間生活を共にすることになる。いよいよですね。

浜に寄る前に一仕事あった。
１９日のゴルフコンペに誘われたが、断れない事情があるとのこと。それで一度もクラブを握ったことのない隣家の若者に指導を頼まれた。
野球をやっていたので、スイングのコツをつかむのが早かった。パットは初めての人なら、パチンと手首を使いヒットする。１００人に１００人がそうで、そのため、１０メートルのところ１０メートルもオーバーする。それで距離の重要性を伝授。終わったと同時に雨が降ってきた。
練習所の屋根を激しく雨が叩く。上手だ。毎日来てるゴルファーより良いではないか。雨もあがり芝で打ってもらう。ナイスショットがでると嬉しそうだ。彼もゴルフにはまるだろう。

１３日はラウンド予定だったが仕事もあるので取りやめた。そのお金で「すき焼き」用の牛肉を購入。今後の過酷な作業のスタミナをつける必要もあり、豊漁を祈るわけだ。食べ過ぎて胃が重い。ゴルフ一回分の食事って凄い量だ。

朝４時からご注文メールの整頓をしています。５時にポーンと着信音。早いなーと開けたらご注文でした。整頓を早くしないと大変なことになる。

コメント一部ご紹介（厚木市・田中さんより）
いつも大変お世話になっております。早いもので今年も１ヵ月あまり２０１６年も終わりを迎えようとしています。しかしハタハタ漁に携わる方々にとって、この時期から寒い中忙しく寝る間も惜しみハタハタを提供して下さること毎年感謝しております。お体には十分ご自愛ください。

メールの整理は私がします。誰かにやらせたらと思われるでしょうが、私がやります。ご注文フォームに書かれたコメントは、昔日鍋をはさんで絆を深めた家族の思い出が圧倒的。そんな思いでハタハタをご注文なされているのです。
そんな息吹を感じればこそ、過酷でもハタハタ時期に向かえるのです。
小さな会社ですが、リピート率は８０％。それはお客様と思いを共有したからでしょう。
現在６５才、まだシャープで、もう少し頑張れるでしょう・・甘いかな？

疲労がピーク

朝メールを開けるのが辛い。なぜなら頭が動かないのです。沢山のご注文が入っていて、ご注文ありがとうの返信はしているのですが、整理まで行きません。
いつもは５時に出社し、スタッフが揃う朝８時までにメールの整頓、つまり住所確認と伝票をハタハタの値段を入れる前の状態にして誰が見ても分かるようにしますし、必須。
新規の方であれば、ヤマトのB２お届け先に登録。間違いがおこれば、お客様に迷惑をおかけするし、すぐ対応するにはエネルギーを使うことになります。メール整理が一番集中を必要とします。
ところが製造に追われているために、原料の解凍やら、製造した製品の整頓に時間を割かざるを得ません。
今４時・・休みます。とにかく寝て、明日はメール整理に当たります。浜の準備を見に行く時間あるだろうか？おいら性格が良いので親方も待ってるはずだ。

時化で船が出られない

雨の予報が出たら、とたんにゴルフコンペの参加者が激減。とたんに減るから塗炭の苦しみ・・などと遊んでいられない。順調な予約でニタニタ笑って家内から気持ち悪がられたのが、目に涙。今８時でそろそろ限界、休みます。
しかし参った。時化が長いので船が出られないので、寿しの仕込みができません。昨年比１０％は酷いが、１３日から２～３日は良さそうな気配期待しよう。
１２月にとれるハタハタは脂が無いので、加工するにも限界がある。それでも工夫するのが加工屋です。ハタハタの唐揚げを再試作再々試作で美味しくできました。それでですね・・ウフフ・・秋田大学の食堂メニューに載りました。長く続いてくれればと願うばかり。味に厳しい家内も「これはグー！」。遠くの方にも購入していただきたいが、ヤマトの運賃のほうが高くつくので？？

明日番屋に行きたいが、いや忙しいので日曜にしよう。天気もま～ま～で暖かいから浜で漁の準備をしてると思う。

右の写真赤い太いホースは、船の水槽からハタハタを汲み上げる。前は手で組んでいたが、とても過酷なさぎょうでした。水中から網を上げるのよりもきついと思う。体の動きづらい狭い水槽から、カゴに入れたハタハタをデッキに上げる。その重量は３０Kか？３トンだったら１００回・唖然茫然としますよ。ポンプ様々。

今１８時４０分。朝５時からのハードな一日は・・まだ終わらない。多分２１時終了で、明日も５時から。
今日記を書けるのは、鮭の解凍を待ってるからです。それは切身だったり、塩鮭やフライに変わります。魚を連続して切る場合、少し凍ってるのがベター。生だと包丁にまとわりついてはかどらない。現状はかなり硬くて、マイナス２０度はありそうだ。これを１０度くらいまで鮭の体温を上げるため、ファンヒーターを遠くに置き温風を当てています。日記に夢中だと、溶けて駄目になる。
そろそろ様子を見てもいいころだな～。

明日は最高気温が１３度で、夕方から雨の予報。椿台の「ハダハダ大漁祭り」もおかげさまで予定人員が５割アップ。これが朝から雨マークなら６割減が普通。少し胸を撫でおろしている。

解凍もちょうど良さそうなので、切込みに入ります。ところで北浦番屋へ遊びに行く時間がとれるかな～この調子じゃしばらく無理だな～。
　これは親方の頭で、１０年前の・・。吊るしてるのは勿論ハタハタ。

明日は椿台カントリークラブの「ハダハダ大漁祭り」にもかかわらず、時化て船が出ませんでした。よって参加賞はハタハタ一夜干しとタラフライかな～。お客様は落胆するだろうが、やむを得ない。
今時期当ホームページへアクセスが増えてくる。日５０件が１００を超えてくるので、日記を書く手にも力が入る。
急用ができましたので・・

お昼寒風山山頂回転展望台に配達するが、猛烈な風で度肝を抜かれた。体を持っていかれたので２０メートルか！？
今年は時化が多くて参っています。寿し用のハタハタは昨年１１月１日に仕入れたが、ことしの初仕入れはきのうの夜。
１１日秋田椿台で「ハダハダ大漁祭り」が行われるも、天気予報は３日間時化模様。これでは干物でお茶を濁すことになりそうだ。
鹿児島から生イクラが欲しいとのことだが、時化の合間のきのうの浜値は通常の１５０％。これでは見合わせる。この後も悪いので、また高値か？鹿児島だと北の海は想像できないでしょうね。

随分寒くなってきたが、体に馴染んできたのか寒くない。ハタハタ時期は気合が入ってるのでジャンパー１枚で過ごす。なんとなれば、防寒着は動きづらい。そんなこと言ってる年齢ではないな～。

そろそろ北浦番屋へ行ってみる。漁の支度に入ってる頃だし、みんなの顔も見たい。さてと親方元気でいるかな？

お手紙紹介

いつもお世話になっております。神奈川県厚木市の斉藤と申します。ご予約をとのことですので、早速連絡させていただきました。依然厳しい状況のようで、メスが少ないことは承知しておりますが、毎年親が楽しみにしておりますのでどうかよろしくお願いいたします。
ハタハタメス６キロをお願いしたいと思います。微力ながら好漁を遠く神奈川からお祈りしております。どうかお体にはご自愛ください。どうぞよろしくお願いいたします。

ん～～お客様さから励まされて・・オイラ頼りにされると頑張るタイプ。なんか調子が変に思われるでしょう。そうです、このようなメールが続いていますので、段々躁になってくるんです・アハハ。完全にいかれてますな～。少し落ち着きましょう。
実は１２月にやってくるハタハタのために、今が一番忙しいのです。１２月はハタハタの産直をやってれば良いので一本道。体はきついが行って来いでやるしかない。ところが、生ハタハタが上がり始めたらフライなど作ってられません。そのため今１カ月分を仕込まなければなりません。
さらに切迫してるのが寿し作りです。きょうは少し海も穏やかなので、突然沖合のハタハタが運びこまれるかもしれません。そうなると、フライは後回し。今月の注文も期日が迫ってるのに在庫がほとんどありません。フライだけではありません、塩鮭の切身があった、忘れてた～！などと日々混迷の極み。
きのうも休みたかったのですが、予約の整理で夜までパソコンとお見合い。ま～なるようになるさ、こうやって２０年過ごしたんだから・・。

予約はお早めに！

価格もはっきりしないのに、予約とは！わたしも同感です。くどくなりますが、ご清聴くださいお願いします。
今年の目安は、メス３K４８００円・オスメス混み３K３０００円・オス４K２４００円で、これ以上高くなるのは無いと思います。ただし、枠に迫り終了するとなれば、直前高騰。
ここ１０年ほどの傾向ですが、メスは前半１週間ほど（２～３回）でその後オスばかりしか取れなくなっているのです。このことをご理解ください。
絶対量が少ないので、随時ご注文をいただき、すぐ対応することができないのです。先に予約の方を優先せざるを得ないのです。
鮮度と価格を信頼なされた長いお付き合いの方が御予約なされています。勝手なお願いですが、お早めにお願いいたします。

あれから１週間

荷物満載で男鹿を出たのは２９日６時。かなり疲れていたので８０～９０Kで走ったが、安全運転は眠くなり危ない。よ～～し！で１００～１２０Kで走る。仙台を過ぎたころから横風が強く、グイと流されること数回。都内に入るまで恐ろしい思いをした。
え～とですね、冷凍車で安心とはいえないこともあります。凍ってはいけない物も多くあります。なた漬け、味噌漬け、エゴなど発泡スチロールに詰め替えが必要。結構参った。
土曜日夜は恒例渡辺と会食。いつもは新橋を基点にするが、今回は過労気味でもあり、ましてトラックなので到着時間を決めづらい。それで、市谷と決まる。渡辺は５時まで新宿に用事があり、５時半都合よし。
開口一番「いや～参った。スイーツ系をあれこれ食べて調子悪い～～。」奥様と娘さんが日ごろのご苦労に感謝し、ケーキであるとか、とにかくクリーム系の集いに招待したらしい。嫌とも言えず、家庭円満のため我が身を犠牲にしたようだ。
私と飲む前にそのような物を召し上がるのは誠意を疑うが、やむを得ない。
「あ～酸っぱいつゆ上がってくる・・」
お嬢さんが注文伺いにやってきた。
「生クリームの中ください！！」
え～とですね、渡辺が３０代前半会社が倒産し、路頭に迷った時期がありました。にもかかわらず、奥様は稼ぎにでなかったとのこと。友人との飲み会など念頭にないのは良く分かる。

男鹿の会３０年④

①小野会長の声って、いいですね。表彰状を読み上げて下さったが、染み入るように心に入ってくる。声よりも、お人柄だろう。抱きくるまれるような感情でした。読み手がわたしなら、受ける側も軽くて喜びも半減しただろう。表彰されたからお追従してるのではありません。部屋から家内に表彰されたことを伝えている途中、また感情が高ぶって・・。
「当日感謝状の授与があるからね・・」と幹事長。
「恥ずかしいからやめて・・」
「決まったことだから、分かったね」
「個人的に、私が表彰したいくらい３０年間この会を支えてきた方が大勢いらっしゃいます。それらの方々を代表していただきました。」と壇上で話かったのですが・・。

②３０名近くの方が朝のミーティングに集まっていた。これまで数回の打ち合わせを重ね、３０回を成功させたいオーラが溢れていました。「進行」「受付」「会計」「抽選」「会場装飾」「書類配布」「お土産」など、それぞれの担当に判断が任される。持ち場に戻り冗談を交えながらもテキパキ準備が始まる。書類、お土産係は量も多く、全員汗噴き出してました。
何事もなく総会は進み「来年また会いましょう」、最高の出来栄えでした。裏方さんの仕事は目に見えませんが、何事も無い裏には多くの献身ありですね。

男鹿の会３０年③

当日の模様を・・売店に張り付いてたので偏りますが・・
①鷲塚さんがお手伝いにやってきた。売店の陳列やら、荷物の整頓をお願いした。途中で「今度から間違わないでね、鷲野じゃなくて塚だから・」
法曹会館時代、職員の「熊さん」に少し行き過ぎた発言があり、間髪置かず「熊、いい加減にしろよ」と低い声で叱責したのが「鷲野」さんと書いたようだ。鷲塚さんも読者だったのか！
例えば鷲野だったら、あ行だけで話せば「あいお」で順序良く下がっていくが、「あいうあ」と最後急激に前に戻るのは無理があるのではと考えた。ま～高齢者の範疇なので、ミスは許してください。

前列右端が鷲塚さん。お詫びに写真を大きくしました。「俺も若かったからな～」
②「ね～DVD買って」「あ～いいよ！」と私。彼女の友人は芸術家タイプで、自分の制作したのを販売できないタイプ。見るに見かねてセールスウーマンを買って出た。次に辻村さんに密着。「ね～買って、ネ」「お金無いよ・」「２５００円だから・」苦笑いしながら購入。
どうも売り先は緩い人格の持ち主が対象で、見極める目は間違いない。「いや～おなごって大したもんだ」「まったくその通り」と辻村さんと顔を見合わせる。
あなたも買った口では・・。

男鹿の会３０年②

さっそく写真が送られてきました。なぜなら「しっかり見てると目まいがする」とのことで・・わたしもそうでした・・

　小野会長、市長並んで乾杯

ひょっとこ踊りと西馬音内盆踊りの新趣向は会場をどよめかせてくれました。

太鼓の台の掛け金が外れてしまったそうで、熱演！
　
ダダダコは、数十年前にタイムスリップさせてくれますね。叩きても笑ってたな～。
　
売店担当の辻村さん越前さん秋山さん、毎年ありがとう！
「食は思い出そのもの」
１２月のハタハタ通販（ネット）で、全国からの注文メールに当時の思い出を切々と書かれるかたが多いのに驚かされます。その都度ハタハタ日記でご紹介しますが、しきれないほど多いのです。そんな思いに応えようと産直を続けてきました。ハタハタが届くと、着いたありがとうのメール。仕事でこんなに嬉しいことはありません。

男鹿の会の皆さんも、寿しだったり、お焼き餅だったりが当時薪ストーブを囲んだ家族の団らんの思いでに結びついているのでしょう。みなさんの笑顔が３０年間通い続けた原動力でした。

そんな私がこのたび、男鹿の会から表彰されました。
小野会長が染み入るような声で、淡々と男鹿の会と私の関わりを話され、「感謝申し上げます」と・・震えました。
その後「一言お話ください」と促されましたが、感動で堰が切れてしまい、できませんでした。

この３０年間、皆様の慈しみの中で過ごさせていただけました。そんな私ができることは、これからも男鹿の架け橋の一助になることです。元気なうちは参加し、これからも男鹿の物産や情報をお届けします。会の皆様には、深く感謝いたします。

男鹿の会３０年

日常とは少し違って、みなさん緩んだ表情とお見受けする。男鹿人の集まりだから、ふだんの緊張から解き放たれた笑顔、笑顔。「お久しぶりです、お元気でしたか。」の挨拶が各所で交わされる。また知り合いはいないかと会場を巡る人。いつもの光景だが高揚感にあふれている。
当初は男鹿への企業誘致を念頭に作られたが、時代の流れでふるさと納税に趣きが変わってきた。ともかく、一般の方々は年に一度の再会を楽しみに会場へ足を運ぶ。
　なまはげの動きが早いのでぶれてます。みなさんのナイスショットがあれば掲載したいので、送ってください。
数年ぶりのなまはげ太鼓は祝宴にふさわしい盛り上がりの導入口で欠かせません。来年も山から下りてくるのを願う・・市長頼む！

売店担当辻村さんと秋山さん。みなさんが会食で楽しんでるときに、とても気の毒で・・それで椅子に座らないんですよ。売店担当は屈強な会員が人選の理由と思う。越前さんは会計兼務で写ってません。誰か写真送ってください。
え～と、筋子３Kケースのまま持参。会場準備の慌ただしい中パック詰め。見た目も良くてたちまち売り切れ。いつもは男鹿でパックしたのを運んでたんですが、今回はラップ機持参。来年は５Kに挑戦。
おかげさまでほぼ完売、ありがとうございました。
　これもぶれてるが、うしろは大丈夫。誰か送ってください。
え～と、この品振り・・グラっきます。若いときならさらってしまうのだが・・。
会場いっぱい輪になりメインにふさわしい。良いものにマンネリってありませんね。
「ひょっとこ踊り」「西馬音内盆踊り」もありましたが、残念ながら売店が忙しく拝見もおろそか。出場者のみなさん、来年はしっかりと堪能します。
いつもは各テーブルをまわって愛嬌を振りまくのだが、ことしは無理でした。
高校卒業いらい４８年目の再会、「上野利夫さん」テニス部のひとつ先輩。上野さんの手を握る力の強いこと強いこと、痛かったがこれも良し。それと創設時の佐沢さんは２７年ぶりか？これも力が強くて・・今日記を書いてて病んでます。高橋清観は２８年ぶりか？
来年は握力を鍛え勝ちます。痛いうちはおいらのこと忘れないでしょうから・・。
明日も続く・・

首都圏男鹿の会・当日朝

荷物のことで眠りも浅く４時半目覚める。この時間から動き始めると、不審者や徘徊老人の時間喪失症状と誤解されるだろう。枕元の電気を点けゴルフのレッスン本を読むが頭に入ってこない。なにしろ２トン冷凍車満載の荷物降ろしが気になる。エレベーターは７時でなければ動かない（宿泊階とフロントまでで、会場階は停止）。９時半役員集合までに荷下ろしができてなければ、開催段取りが遅れることになる。
荷物運びだが、台車に乗せて３F会場まで１００メートル。途中エレベーターに乗せたりジグザグなので時間がかかる。８時半に２名のお手伝いが来るが待っていられない。
６時半にエレベーターを使えるようにフロントにお願いし活動開始。トラックの扉を開けると満載で絶望的な気分。ま～できるところからコツコツやると意を決す。
２回ほど運んだらお腹が空きコンビ二からパンを購入。食べていたらロビーに人影、辻村さん７時１０分、胸を撫でおろす。続いて渡辺さん７時半。お久しぶりのご挨拶もそこそこに仕事が始まった。
「どうしてこんなに早く？」
「日記を見てたから・・それに家も近く出し・・幹事長から緊急メールも入ったんだよ」
お二人に荷物運びをお願いし、それぞれの部署がスムーズに動けるよう配置する。「総会資料」「抽選用」「国旗など装飾用」「太鼓」「お土産用」などロビーは荷物で埋まる。
８時会場の鍵が開く。その頃には緊急メールで多くの役員が集まり、一気に片付いていく。

９時半ミーティング、参加者も多く念入りにならざるを得ない。終了後準備は加速した。１２時開会だが出足は早いので皆さん手早く役割をこなす、一糸乱れず。