大晦日番外
こののぼりは男鹿市役所敷地内に立てられています。つまんないですが・・
このあと表が賑やかで・・・下山の生ハゲ面々
赤い半纏は市長
衣装が壊れ、弊社前で修理してたら・・・
ことしもお世話になりました。
ことしも江戸川区の三浦さんからのカレンダーですね。
きょうも仕事しています。寿し用ハタハタ切り身を水さらししています。まだ汚れが出るので明日までかかりそう。それで明日は酢で〆て、2日は漬け込みとなります。
寿しは生き物だから正月はありません。こうして数十年過ごしてきました。だいたいお正月だからとゆっくり過ごせる性分ではありません。わたしは良いが、家内は落ち着かないのではと最近思ってます。
こうして過ごせるのも、みなさんの支えがあったからです。苦しいハタハタ漁でしたが、励ましのメールをたくさんいただきました。みなさんも残念でしたでしょう。でもそのうちハタハタも回復しますよ。そのときはご連絡しますので、よろしくお願いいたします。
大晦日
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きょうは道の駅男鹿「オガーレ」を主会場に、なまはげ行事が行われます。
12時半 オガーレでなまはげ太鼓
12時45分 旧中川邸(市役所裏)よりなまはげ下山
13時ころ JR男鹿駅で男鹿線ACCUM到着出迎え
13時25分頃 オガーレ到着
13時半頃 市長あいさつ・餅まき
この車をステージになまはげ太鼓の演奏など行われます。早朝寒い中ご苦労さまです。
ケースに山盛り弊社のハタハタ寿し
総括?
ジェットコースターの一年でした。
年明けからの営業方針は「鮭加工品」でした。いづれ「ハタハタ」の水揚げ量も減るだろうし、取扱い品を増やす必要がありました。それは2年前からコツコツ行い、春先からブレークしました。
7月オガーレも大ブレークし、鮭のこともあり仕事もどうにかなりそうと安堵していました。ここまでジェットコースターの上りですね。(7月過労から入院したのはおまけ)
急落は11月、鮭の水揚げが激減し目標の7%しか原料が確保できません、お分かりですね。
12月はハタハタが小さすぎて開き機械を使えません。すなわちフライにするには手作業で20万匹開かなければなりません。お分かりですね。
そんなこともあり、日記を書けませんでした。
泣いてるわけにもいきません。もう一度踏ん張らなければならないな~。
悲惨
小さい、漁が少ない、値段が高いの3重苦。番屋も元気無いので遊びに行くのもはばかられる。
秋田県では県南がま~ま~で、男鹿から北は大不漁。
早い話1才魚がほとんどで、生売り用のま~ま~サイズは1割かな?
日記を書いてても暗澹でスダレがかかる。
加工用にしても小さすぎて、寿しやショッツルにしかならない。フライや唐揚げになりません。
きのう漁協の選別所に行ったが、フライ用など1%ないと思う。来年仕事になるかはなはだ心配。
来週冷凍した小ハタハタで試作します。小さいので開く機械は使えないので、手で開く。
機械が入る前は16万匹開いてたが、年齢も加算されたのでどれほどスタミナ持つか。
竹やりで戦争かな~?
ちなみにメス大3Kは9000~11000が平均価格ですよ。
10日夜(21時)北浦
一艘が大波に揉まれながら作業していた。大時化で網が破損し捩れ、その修復作業。われらのチームは窓からまんじりともせず見つめる。
11日朝(6時)北浦
まだ波が高い。間もなく夜明け、それから網を上げるかと思う。私は作業があるので会社へ戻る。
(8時)船川
それぞれの船が、それぞれ水揚げありました。もちろん少ない。知り合いの親方が仲間と歓談。
「出なかったの?」
「選別作業などあっという間に終わったよ~~」
秋田県北部、南部で水揚げの報道。男鹿だけ避けている。
気になる価格だが・・
販売しないのに、こんなこと書くのはむなしいが・・。まとまった漁がある場合
多分 メス中小混ざり(大は少しはいるだけ)K 2200円 の浜値で末端 2800~3500円 3K8000~10000円かな?
北浦地区最悪の風波。船川地区多少風はある程度だが、みなさん明日かな~~?と漁師さん。
「網流されるかもしれないな~。回収に行って事故になってしまう」ほどの波と風が北浦浜に寄せている。
船川地区も多少風はあるが、でるかな?
西の風
風力15メートル、波5メートル。気力で乗り切れない荒れ模様。しかも寒いほんと寒い。きょうは自重だろう。
船川からぶり
知り合いの親方へカメラ持参で走る。親方はテレビで寛いでいた。
メス2・5Kにオス3Kだけで、本体はもう2~3日後かとかと話す。
なにもなかったような午後でした。
北浦は必ず入れるから・・会議の結果は知らないが・・入れなければ男じゃない。
風が強かろうが、波が高かろうが出る。わたしも20時には走る。
やがましね
「おやがだ、ばんげあみへる?」(親方きょうの夜網入れますか?)
「やがましねこいがら会議だ」(うるさい、これから漁協で網入れるかどうかの会議だ)
「お」(分かりました)とすぐに携帯切りました。
多分入れると思う。
寿し予約のお客様から「さきほど船川地区も上がった」と知らせてくれた。
「ちいさいな~!!!とにかく小さくて、あれじゃ買えない」
すぐ船川浜へ行きます。12時56分。
モニター船
北部で水揚げがあったと新聞、それで予定どおり北浦へ行く。漁協の職員が、「今モニター船出てまして、明日操業についての会議があるそうです。」
岸壁にはカモメが飛び交う・・吉兆。だが浜には人っ子一人いない。それに寒~~い。
写真の素材になるのは無いかと探していたら入港する船がいる。突然各番屋から漁師さんが飛び出て来た。
息を呑んで、魚体を見守る。
漁師さんの希望的観測で見る目と、販売者の目は概ね違う。
大きいじゃないかと歓声が上がる・・・小さいのが8割と私の目。
約300Kの水揚げだが、販売用(ある程度の大きさ)は60Kか?
多分、会議を急遽行い、夜に浜全体で網を入れるのでは・・。
夜行きます。販売しなくとも20年間の日課は始まる。
初漁でも・・
5日北浦初漁だが、小さい小さい。きょう8日は雪で寒い寒い。しけで船は出ない。
無い無いづくしでなんとも心もとない・・「とじぇね」・・秋田県人にお尋ねください。
販売をやめたから落ち着いていられるが、これが注文受けてたら携帯の電源は切り、事務所にも居られない。
今朝も何人もの方が見えられた。お断りするのも気の毒だが、やむをえません。
①いつまとまって上がるか分からない。
②以前は初漁時10000箱とか上がり、連日続いたが、昨年は2000箱でその後もほとんど無い。
③ハタハタの群れが、数日おきに何度も押し寄せたが、ここ2年は最初の一回だけであとはショボショボ。
④とにかく小さい。見て購入する方は納得して買うが、こちらを信頼されてるかたは、「なんだこれは!」
⑤価格が????
初漁と聞いて親方の番屋へ行った。2階にはまだ布団も運び込まれていない。以前だったら豪快に得たいの知れない鍋で痛飲してたのだが・・「とじぇね」
明日は漁協へ用事もあるし、様子見ながらでかけます。なんとも気合が入らない。
寿しも大詰め
漬け込んでから3~4週間で発酵も完成、美味しくできあがります。つまり今漬け込まないと年末の発送に間に合いません。焦ってます。
寿しで焦ってはいるものの、日常の「フライ」製造もかかせません。あすから、ブリの切り身も始まるし・・アセアセ・・・。
スタンバイ
準備万端でいつハタハタがきても大丈夫ですね。数年前だとわたしも含め殺気立った空気が漂っていましたが、なんとも平穏。
昨年は16チームが水揚げを競っていたが、ことしは10組に激減。もし2~3年休漁だったら、解禁後ハタハタ漁に向かう漁師さんはいないだろう。北浦地区のハタハタ漁は消滅。高齢化も進みやむを得ないだろう。
酒の肴用「トバ」の製造。ここ北浦は先日まで鮭漁に励んでいました。下の川には鮭がまだ登ってきてました。
これは「船川地区」浜の様子。現場事務所に簡易トイレも用意し、福利厚生というか衛生面も考慮している。船川地区は建設会社が数社ハタハタを取る。ハタハタだけでなく定置網(鯛やブリ)も底曳き網も建設会社が参加している。
ま~会社命令で社員も漁師さんに変身するので、高齢化で休業は考えられない。いづれにしても継続していただいて、踏ん張っていただきたいです。
去年は8日初漁だった。今年は??